- 今のままの働き方でいいのか分からない
- なんとなく仕事に自信が持てない
- 仕事がつらく、やりがいや魅力を感じない
仕事をしていれば、こんな気持ちになることありますよね。
そんな時、「四の五の言わず、とにかく働くんだ!」と、自分の気持ちに蓋をしてしまうのか、
自分の気持ちに正直に向き合い、少しでも改善していこうとするのかでは後々、人生に大きな差が生まれると感じています。
この記事では、働き方や仕事への考え方を見直すことができる本をご紹介します。
<ゼロ-なにもない自分に小さなイチを足していく>堀江貴文
この本が教えてくれること
- 苦しい時ほど理性に従い、シンプルに考える
⇒自分の頭で考え、決断することから逃げない! - かけがえのない「今」全力を尽くすこと。それが経験となり、自信に変わっていく
- ネガティブなことを考えるのは暇だから。仕事に没頭することで見えてくることがある
堀江氏といえば、お金こそ第一!人の上に立ってやる!
といったイメージが強いかと思いますが、この本からはその様子は全く感じません。
出所後、仕事も人も信用も、すべてを失った後にやっと分かったという、
「働くこと」の意味と、そこから生まれる「希望」について、
自身の弱さや至らなさを含めながら、純粋な思いを赤裸々に語っています。
失敗してもマイナスにはならず、ゼロに戻るだけ。そしてゼロからまた始めるだけ。
この1文に、私は本当に救われました。
今の仕事を2回休職し、同期や後輩に追い抜かれ悩むことは多いですが、この本を読んだことをきっかけに、余計なことを考えず、シンプルに現状を見るようになりました。
もう1度ゼロから働いてみよう。まずは自分できることを積み上げていこう。
仕事で悩む人たちに小さな希望を与えてくれます。
失敗なんて怖くない、今すぐ動き出そう
仕事をしていくうえで
新しいことに挑戦したいけど、失敗したら情けないし、恥ずかしい
今まで積み上げた、信用や信頼を失うのが怖い。。。
と思い、なかなか行動できないという人も多いのではないでしょうか。
そんな人にも、堀江氏自身のとんでもない失敗談や苦悩を交えながら、挑戦する気持ちの作り方や、努力のやり方を優しく教えてくれます。
(本当にこれがあのホリエモン?って思いますよ笑)
堀江氏の本は、本人のイメージの通り、挑戦的だったり高圧的だったりで、抵抗がある人も多いかと思いますが、この本は少し違うんです。
著者に語りかけてもらっているようで、これからの自分に希望を感じさせてくれます。
この本を読めば、何か動き出さずにはいられません。
そして、堀江氏の熱い思いのこもった、最終ページの1言がジーンときます。
(これは読んでからのお楽しみです)
<仕事が「ツライ」と思ったら読む本>心屋仁之助
この本が教えてくれること
- 仕事のできる・できないは「性格」が原因
⇒誰でも改善できる - 「刷り込み」「怒り」「劣等感」が仕事をツラくしている原因
- 「してはいけない」⇒「してもいい」に考え方を変えることで、自分軸で生きることができる
タイトル1発勝負で、つい買ってしまった1冊です。
そして内容も優しく希望に満ちています。
仕事のツラさから解放されるには、どんな自分でも「許す」「認める」ことが第1歩です。
- ミスしてはいけない→ミスをしてもいい
- 好かれたい→嫌われてもいい
- 怒られたくない→怒られてもいい
といったように、自分に「許可」を与えていくということです。
そんな単純には変えられるわけないだろ!
確かにその通りです。
「自分を許す」ということは、やってみると難しいものです。
また、許したからといって、すぐに何か目に見える結果が出る、というわけではないです。
それほど「○○しなくてはならない(してはいけない)」という考えは、私たちを強く縛り付け、苦しめています。
自分を許せないと失うものが多い
私は仕事をしていくうえで、
「後輩の手本にならなくてはいけない」
「評価されるには、人よりも実績を出さなくてはいけない」
という考えに縛られていました。
もちろん、目標を掲げ、責任をもって仕事に臨むことは大切です。
しかし私の場合は、必要以上に自分に厳しくしてしまったり、部下の失敗や欠点ばかりに目にいっていました。
結果、敵を多く作り、職場で完全に孤立。仕事も人間関係も行き詰ってしまい、会社に行くことができなくなりました。
「○○しなくてはならない(してはいけない)」という考えに支配されて、心に過度な負担をかけることなっていたんですね。
この本にもっと早く出会っていればな、とよく思います。
(当時の部下にも本当に申し訳なかった。。。)
やべっ、、自分もそうかも。。
やっぱり自分の考えは変えられないよ。。。
大丈夫です。まだ間に合います。安心してください。
この本を読みながら、少しずつでいいので、自分を許す練習をしていきましょう。
仕事のツラさから解放され、自信をもって仕事に取り組む、第1歩を踏み出しましょう。
<やりがいのある仕事という幻想>森博嗣
この本が教えてくれること
- 仕事=「自分の価値」ではない。生きるための手段の1つに過ぎない。
- 「自分にとっての成功は何なのか」を考える。必ずしも仕事である必要はない。
- 「やりがい」は自分で作り、育てるもの。他人の目を気にせず始めてみよう!
「仕事」をやりがいにして何が悪いんだ!!
お気持ちは分かりますが、そんな怒らないでくださいね笑
日本人には、次のような強い固定観念があります。
- 仕事=やりがいを持ってやらなくてはいけない
- 仕事=何よりも優先しなくてはいけない
しかし一方で、仕事にやりがいや面白さ、手ごたえなどを感じることができず、苦しんでいる人も多いのではないでしょうか。
この本では、仕事にやりがいを持つことを否定しているわけではなく、
「仕事にやりがいが持てない=人生の価値がない」ということは絶対にない。
ということを強いメッセージにしています。
私も、言われたとおりに淡々と仕事をこなしているだけ毎日に「俺の人生これでいいのかな。。。」と思い悩んでいましたが、
この本を読んで、同じように苦しんでいるのは自分だけではないし、恥ずかしいことでもないと気付くことができました。
仕事以外にも価値を見出そう
この本の特徴は、何か具体的な解決策を示したり、啓発しているわけではないところです。
仕事ばかりだったらしんどいよね。こういう考え方もあるんじゃない?
というように、明確な答えを出さずに、視野を広げるキーワードを示してくれます。
よくある自己啓発本のように、説教がましくないのとても読みやすいです。
この本を読んで、
「仕事以外でも、没頭できるものや心から面白いと思えることを探してみよう!」
と思いました。
そうすると、不思議なもので、仕事へのハードルが下がったのか、
前ほど「やりがい」ということに縛られなくなり、仕事に行くことが億劫ではなくなりました。
自分の仕事を客観視できるようになったのかもしれません。
仕事のやりがいに悩むあなたは、責任感が強く、誠実な人なのではないでしょうか。
そんなあなたに、
こういうふうに考えてたら、少しラクになるな。
たまには、ちょっと肩のチカラ抜いてみようか。
と感じてもらえる1冊です。
まとめ:自分の働き方を振り返ろう
悩んでいるときや苦しいときは、その悩みや苦しさにしか目がいかないですし、早く解決策を見つけたくて必死になってしまうもの。
はやる気持ちも分かりますが、一旦立ち止まってみるのもいいのではないでしょうか。
今回紹介した本を読みながら、次に向かう力を蓄えるっていうのも、ありかもしれませんよ。